1. はじめに
AWS CodeCommitは、AWS環境内でGitリポジトリを管理できるサービスです。
本記事ではIAMユーザーを用いた認証を通じてHTTPS接続し、CodeCommitリポジトリにアクセスする手順を紹介します。
注意事項
CodeCommitは2024年7月25日より新規アカウントに対して利用できなくなっています。
2024年7月25日以前にアカウントを作成した方はCodeCommitを利用できます。
参考:How to migrate your AWS CodeCommit repository to another Git provider
2. CodeCommitのセットアップ
1. CodeCommitリポジトリの作成
- AWSマネジメントコンソールで「CodeCommit」にアクセスし、「リポジトリの作成」をクリックします。
- リポジトリ名と任意の説明を入力し、「作成」を選択します。
3. IAMユーザーの作成とGit認証情報の設定
1. IAMユーザーの作成
- IAMコンソールで「ユーザーを追加」を選択し、CodeCommitへのアクセス専用のIAMユーザーを作成します。
- IAMユーザのユーザ名を入力します。
- ユーザーに「AWSCodeCommitPowetUser」ポリシーを付与し、CodeCommitリポジトリにアクセスできるようにします。
2. Git認証情報の生成
- CodeCommitにhttpsで接続するためのユーザ情報を生成します。先ほど作成したユーザを選択し、「セキュリティ認証情報」タブを選択し、「AWS CodeCommit の HTTPS Git 認証情報」の「認証情報を生成」を選択します。
- 認証情報が生成されます。認証情報は再度表示できないので認証情報をダウンロードするか、メモで控えておいてください。
4. HTTPSでリポジトリに接続
1. Gitの設定
- ターミナルで以下のコマンドを実行してGitの認証情報ヘルパーを設定します。
git config --global credential.helper "!aws codecommit credential-helper $@" git config --global credential.UseHttpPath true
2. リポジトリのクローン
- CodeCommitのリポジトリページで、リポジトリの「HTTPS」URLをコピーします。
- ターミナルで以下のコマンドを実行し、HTTPS URLを使ってリポジトリをクローンします。
git clone https://git-codecommit.<region>.amazonaws.com/v1/repos/<リポジトリ名>
- 先ほど生成した認証情報を入力してください。
5. CodeCommitへのプッシュ方法
1. リポジトリにreadme.mdを作成してプッシュ
- クローンしたリポジトリの直下に以下の内容でreadmne.mdを作成します。
# ハンズオン用リポジトリ
- 以下のコマンドでCodeCommitにプッシュしてください。
git add readme.md
git commit -m "initial commit"
git push
6. CodeCommitのリポジトリを確認
- リポジトリを確認し、readme.mdが反映されていることを確認してください。
7. まとめ
本記事でIAMユーザーを用いた認証を通じてHTTPS接続し、CodeCommitリポジトリにアクセスする手順について紹介しました。
CodeCommitの利用の際に参考にしてみてください。
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